2022年の人気補助金
昨年に引き続き、2022年も人気になりそうな補助金の一つです。
助成率2/3,3/4と高く、また補助金額が高額となっているため事業拡大を積極的に考えている事業者には魅力的な補助金です。
しかし、採択される難易度は超難関ですので、十分な準備が必要です。
補助金の目的
「新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売上の回復が期待し難い中、ウィズコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。」となっています。
事業再構築とは
以下の形態(類型)に当てはまらなければなりません。
① 新分野展開
中小企業等が主たる業種(売上高構成比率の最も高い事業が属する、大分類の産業をいう。以下同じ。)又は主たる事業(売上高構成比率の最も高い事業が属する、中分類以下の産業をいう。以下同じ。)を変更することなく、新たな製品を製造し又は新たな商品若しくはサービスを提供することにより、新たな市場に進出すること。
② 事業転換
中小企業等が新たな製品を製造し又は新たな商品若しくはサービスを提供することにより、主たる業種を変更することなく、主たる事業を変更すること。
③ 業種転換
中小企業等が新たな製品を製造し又は新たな商品若しくはサービスを提供することにより、主たる業種を変更すること。
④ 業態転換
製品又は商品若しくはサービスの製造方法又は提供方法を相当程度変更すること。
⑤ 事業再編
会社法上の組織再編行為(合併、会社分割、株式交換、株式移転、事業譲渡)等を行い、新たな事業形態のもとに、新分野展開、事業転換、業種転換又は業態転換のいずれかを行うこと。
まず「GビズIDプライムアカウント」の取得を
この補助金申請はオンライン申請となっています。
その際には「GビズIDプライムアカウント」が必要となりますので、まずはこのIDを取得してください。(取得には2-3週間要します)
早期の発行が可能な「暫定GビズIDプライムアカウント(暫定プライムアカウント)」を暫定的に取得して申請することもできます。
ただし採択された場合には「GビズIDプライムアカウント」が必要になりますので、その準備を進めてください。
補助対象要件
下記①、②の両方を満たすこと。
① 申請前の直近6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前(2019年又は2020年1月~3月)の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少していること 。
② 経済産業省が示す「事業再構築指針」に沿った3~5年の事業計画書を認定経営革新等支援機関等と共同で策定すること。
類型により要件が異なりますので、公募要領を確認してください。
補助事業の4つの類型
「通常枠」、「卒業枠」、「グローバルV字回復枠」及び「緊急事態宣言特別枠」の4つの事業類型があります。
ここでは「通常枠」、「緊急事態宣言特別枠」について記載します。
その他の類型は公募要領を参照ください。
【 通常枠】
概要
新分野展開や業態転換、事業・業種転換等の取組、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等を目指す中小企業等の新たな挑戦を支援。
補助金額
中小企業者等 100 万円 ~ 6,000 万円
中堅企業等 100 万円 ~ 8,000 万円
補助率
中小企業者等 2/3
中堅企業等 1/2 (4,000 万円超は1/3(※))
補助事業実施期間
交付決定日~12か月以内(ただし、採択発表日から14か月後の日まで)
補助対象経費
建物費、機械装置・システム構築費(リース料を含む)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、広告宣伝・販売促進費、研修費
(※)補助対象経費が8,000 万円以下の場合は、補助率1/2 を適用。補助金額の上限は4,000 万円となる。補助対象経費が8,000 万円を超える場合は、8,000 万円を超える部分の経費は補助率1/3 を適用し、補助金額の上限は8,000 万円となる。
【 緊急事態宣言特別枠】
概要
令和3年の国による緊急事態宣言発令により深刻な影響を受け、早期に事業再構築が必要な飲食サービス業、宿泊業等を営む中小企業等に対する支援。
令和3年1月~3月のいずれかの月の売上高が対前年又は前々年の同月比で30%以上減少していることが必要です。
補助金額
【従業員数5人以下】 100万円 ~ 500万円
【従業員数6~20人】 100万円 ~ 1,000万円
【従業員数21人以上】 100万円 ~ 1,500万円
補助率
中小企業者等 3/4
中堅企業等 2/3
補助事業実施期間
交付決定日~12か月以内(ただし、採択発表日から14か月後の日まで)
補助対象経費
建物費、機械装置・システム構築費(リース料を含む)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、広告宣伝・販売促進費、研修費
(※)要件に合致すれば、業種や所在地は問いません。緊急事態宣言特別枠で不採択の場合は、通常枠で再審査されます。(手続きは不要)また、通常枠に先行して審査・採択公表が行なわれます。
申請期間
申請受付: 令和3年4月15日(木)
応募締切: 令和3年4月30日(金)18:00
申請サポート手数料(税込)
+
成功報酬 交付予定額の5~10%
%は交付予定額により変動します)
ご依頼いただきましたら、着手金(前払い)のご入金をお願いします。
申請書類作成ための市場調査、書類作成に着手します。
不採択の場合でも着手金の返金はありません。
採択され交付決定されましたら、成功報酬のご入金をお願いします。
(当事務所のサポートはここで終了となります)
(補助事業実施、報告書作成サポート)
法人 55,000円/月
原則、顧問契約となります。
補助事業、報告書作成サポートの他に
契約の範囲内で他の業務サポート行います。
申請から補助金入金までの流れ
- まずはご連絡ください
面談日時を設定させていただきます。
- 面談
申請までの手続きの流れ、サポート料金などを説明させていただきます。
ご理解いただけましたら業務委任契約書に署名捺印をいただきます。併せて「GビズIDプライムアカウント」の取得手続を進めてください。
- 事業計画作成
事業内容、業界環境、御社の特徴、今後の事業方向などについてヒアリングさせていただき、それを元に事業計画書を作成いたします。
ドラフトを何回か作成、修正しつつ完成版を作成していきます。
- 認定支援機関での確認
認定支援機関に予約していただき、申請書の内容を確認してもらい、「支援確認書」を受け取ってください。(オンライン申請で必要となります)
- オンライン(電子)申請
速やかにオンライン申請を行います。
- 採択(不採択)通知
締切後、2、3ヶ月後に採択(不採択)の結果が発表されます。
その後、交付申請を行い、交付決定されましたら、成功報酬を請求させていただきます。ここで申請サポートが終了となります。
- 補助事業実施
補助事業実施してください。
その後実績報告書を作成し事務局に提出してください。(確定検査) - 補助金の申請
確定検査後、事務局に補助金の請求を行い、補助金が支払われます。
- 毎年の事業化状況報告・知的財産権等報告
5年間事業化状況報告・知的財産権等報告を行う必要があります。
最後に
当事務所では案件ごとに市場調査を行い、ぜひとも採択されていただくよう、案件ごとに申請書を作成いたします。
決まったテンプレートを使って画一的な申請書を作成し、数をこなしてどれか1つ、2つ採択されれば良いと考えるサポート業者もいるようですが、当事務所は違います。
常に全採択を目指しています。
採択に繋がる良質な申請書を作成するためにもコストをかけておりますので、着手金につきましてはご理解のほどお願いいたします。