2021年、2022年の人気補助金

2021年度で人気だった補助金です。
特に2021年の低感染リスク型はかなり好条件でしたので採択が難しかった補助金でした。

補助率が2/3~3/4(赤字事業者)と高く、上限額も50~200万円(申請者による)と条件が良いので販路開拓などを検討されている場合には積極的にトライしてほしい補助金です。

補助金の目的

小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス 制度の導入等)等に対応するため、小規模事業者等が取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上持続的発展を図ることを目的とします。
本補助金事業は、小規模事業者自らが作成した持続的な経営に向けた経営計画に基づく、地道な販路開拓等の取組(例 新たな市場への参入に向けた 売り方の工夫や新たな顧客層の獲得に向けた商品の改良・開発等)や、地道な販路開拓等と併せて行う業務効率化(生産性向上の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。
(公募要領から抜粋)

コメント

「小規模事業者自らが作成した経営計画」と明記されています。

申請者(経営者)が計画書を作成するのが一番ですが、かなり慣れている方でないと補助金申請で採択される可能性は低いかもしれません。(ほとんどの申請は専門家?と言われている方々が関与していますので採択は結構難しいのが現状です)

とはいえ、申請前に商工会議所のチェックがありますので、申請者は計画書の内容をきっちりと把握、理解してください。専門家に依頼する場合、きっちりと説明してくれる専門家を選んでください。

補助率、上限

申請枠(タイプ)通常枠賃金引上げ枠インボイス枠
補助率2/32/3(赤字事業者は3/42/3
補助上限50万円200万円100万円
申請が多い申請枠を表示(その他の枠もあります)

受付期間

第9回の申請受付締切は2022年9月20日です。
ただし、事業支援計画書(商工会議所発行)の用意がありますので、その分の余裕が必要です。

この後、第10回締切 2022年12月上旬、第11回締切 2023年2月下旬の予定です。

補助の対象経費

  1. 機械装置等費
    補助事業の遂行に必要な機械装置等の購入に要する経費
  2. 広報費
    パンフレット・ポスター・チラシ等を作成および広報媒体等を活用するために支払われる経費
  3. ウェブサイト関連費
    販路開拓等を行うためのウェブサイトやECサイト等の構築、更新、改修 、運用をするために要する経費
  4. 展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)
    新商品等を展示会等に出展または商談会に参加するために要する経費
  5. 旅費
    補助事業計画に基づく販路開拓(展示会等の会場との往復を含む。)等を行うための旅費
  6. 開発費
    新商品の試作品や包装パッケージの試作開発にともなう原材料、設計、デザイン、製造、改良、加工するために支払われる経費
  7. 資料購入費
    補助事業遂行に必要不可欠な図書等を購入するために支払われる経費
  8. 雑役務費
    補助事業計画に基づいた販路開拓を行うために必要な 業務・事務を補助するために補助事業期間に臨時的に雇い入れた者のアルバイト代、派遣労働者の派遣料、交通費として支払われる経費
  9. 借料
    補助事業遂行に直接必要な機器・設備等のリース料・レンタル料として支払われる経費
  10. 設備処分費
    販路開拓の取組を行うための作業スペースを拡大する等の目的で、当該事業者自身が所有する死蔵の設備機器等を廃棄・処分する、または借りていた設備機器等を返却する際に修理・原状回復するのに必要な経費
  11. 委託・外注費
    補助事業遂行に必要な業務の一部を第三者に委託(委任)・外注するために支払われる経費(自ら実行することが困難な業務に限ります。)

詳細は公募要領を参照してください。

申請手続き

  1. 公募要領を熟読
    専門家に依頼する場合でも一度は読み込んでください。
  2. 申請書類を作成
    経営計画書(事業計画書)が重要です!この出来次第で採択が決まります。
    専門家のサポートを受ける場合は専門家選びが重要です。
  3. 最寄りの商工会議所で「事業支援計画書」を受領
    必ず予約して訪問してください。また支援計画書は訪問時ではなく後日発行されます。
  4. 申請書一式を郵送 または 電子申請
    電子申請するには「GビズIDプライムアカウント」が必要です。IDを持っていない場合は別途ID申請が必要です。
  5. 採択結果発表  
  6. 交付決定書が送付されます
  7. 補助事業実施
  8. 実績報告書作成・提出
  9. 補助金入金

ご注意ください

補助金は条件を満たせば必ず支給されるものではありません。審査があります
また、補助事業の費用は申請者が当初全て負担します。(資金調達が必要な場合があります)
その後実績報告書の不備が無ければ、補助金が支給されます。(申請~補助金支給まで数ヶ月要します)

まずは「GビズIDプライムアカウント」

この補助金申請はオンライン申請となっています。
その際には「GビズIDプライムアカウント」が必要となりますので、まずはこのIDを取得してください。(取得には通常2-3週間要しますが混雑時はそれ以上かかります)

早期の発行が可能な「暫定GビズIDプライムアカウント(暫定プライムアカウント)」を暫定的に取得して申請することもできます。
ただし採択された場合には「GビズIDプライムアカウント」が必要になりますので、その準備を進めてください。

交付決定までの申請サポート
申請サポート手数料(税込)
着手金 55,000円

 成功報酬 交付決定額の10%

(最低30,000円)

ご依頼いただきましたら、着手金(前払い)のご入金をお願いします。
申請書類作成ための市場調査、書類作成に着手します。
不採択の場合でも着手金の返金はありません。

採択され交付決定が通知されましたら、成功報酬のご入金をお願いします。
(当事務所のサポートはここで終了となります)

交付決定後のサポート(オプション)
実績報告書作成オプション(税込)
33,000~110,000円

証憑の整理、実績報告書の作成を行います。申請する経費項目が5項目までは33,000円となります。
補助事業の内容、遂行は申請者様の判断で行ってください。

最後に

当事務所では案件ごとに市場調査を行い、ぜひとも採択されていただくよう、案件ごとに申請書を作成いたします。
決まったテンプレートを使って画一的な申請書を作成し、数をこなしてどれか1つ、2つ採択されれば良いと考えるサポート業者もいるようですが、当事務所は違います。

常に全採択を目指していますので、
申請者様ごとに一から事業計画書などを作成いたします。

採択に繋がる良質な申請書を作成するためにもコストをかけておりますので、着手金につきましてはご理解のほどお願いいたします。